一牛鳴地(いちぎゅうめいち)
私はキッチンにいるが、リビングで鳴く猫の声がよく聞こえる。
「にゃ~」
ああ、家が狭いと、どこにいても一牛鳴地の距離だな。
一牛鳴地(いちぎゅうめいち)
一頭の牛の泣き声が聞こえるぐらい近い。
アイロニー
朝、寝室から出てきた夫が言った。
「朝から家事してくれてありがとう」
私は、にこっと微んで、こう返した。
「いいのよ。だって、夫がカワイイ寝顔で寝てたんですもの。
朝のばったばたしてるときに。」
それは私が愛夫にささげる、上品なアイロニー。
アイロニー
皮肉。反語。